能登町食生活改善推進協議会の方と一緒に作りました
今回、能登町食生活改善推進協議会の方々にメギスの団子汁の作り方の指導をしてきました。能登町役場能登町食生活改善推進協議会は能登町内のボランティアの方100名以上が在籍しているらしいです。したひら鮮魚店は、そのボランティアの方々が保育所の子供たちに『メギスの団子汁』料理教室をするための指導の依頼をいただきました。
能登町は昔から『メギスの団子汁』を食べてきました。最近ではメギスはすり身の状態でスーパーなどで売っているのですが、今回はすり鉢でメギスの身と調味料を入れる昔ながらの作り方でメギスの団子汁を作りました。
メギスの団子汁の作り方を簡単に説明します
参加者の方の中にはあまりメギスを捌いたことのない方も多く、クネクネする身は捌くのが難しそうでした。
メギスのうろこ、内臓を取り除き水洗いします。三枚おろしして細かく切ってすり鉢に入れます。すりこ木でメギスの身をつぶした後、味噌・料理酒・片栗粉を入れて粘りが出るまでさらにつぶします。
昆布でだしを取った汁を沸騰させて、スプーンですり身の形を整えながら入れていきます。中まで火が通ったら塩と醤油で味付けをして薬味(葱・みょうがなど)を入れて完成です。ゴボウを入れてもとても美味しいです。
今回は、卵アレルギーの子をいることも考えて卵抜きで団子汁を作りました。卵なしでも十分美味しくできます。卵アレルギーが家族にいるもぜひ作ってみてください。
美味しいメギスの団子汁ができました
今では昔は家庭でよくやっていたけど今では珍しい作り方でメギスの団子汁を作りました。
今回のように地域の方々からお声をかけていただけると嬉しいですね。したひら鮮魚店としても、地域に貢献できるような事でできる範囲でやっていこう、と考えています。このような機会をいただけて関係者の方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
能登には発酵文化をはじめ、様々な食文化が存在します。メギスの団子汁もその一つです。こういった能登の食文化や伝統を次世代に伝えていければ、と思います。