春と秋で呼び方が変わるカマス
能登では、春に獲れるカマスを『梅雨カマス』、秋に獲れるカマスを『秋ガマス』と呼ぶことがあります。春はその名の通り、5月終わりごろの梅雨時から水揚げされます。秋は11月頃から水揚げされます。
春に獲れるカマスは大型のものが多いですが水揚げ量は少ないです。秋は小さめ~大きめまで幅広く、大きいカマスは脂の乗りが非常によく、高値で取引されます。小さめのカマスは干物や汁物、フライ、天ぷらなどにして食べられます。
水揚げの時期で味も変化
春のカマスはあっさりとしています。秋のカマスは先ほども紹介した通り、大きいものはもちろん少し小さめでも脂がのっています。
カマスはどうやって食べるか
春も秋も美味しいことが分かったところでカマスの美味しい食べ方を紹介します。
塩焼き
カマスは、春秋拘わらず贅沢な食べ方は塩焼きです。意外だと思いますが、大きいカマスを丸々1尾を塩焼きにすると身がふっくらとしていてとっても美味いんです。小さいカマスは塩焼きにすると物足りなく感じる方もいると思いますが、大きいカマスは食べ応えも十分で食事の主役になります。
刺身
もちろん、お刺身でもお召し上がりいただけます。お刺身の場合は、皮目を炙る『カマスの炙り』と皮を引いた通常の刺身の2通りあります。カマスの炙りは香ばしさと脂の乗りが味わえます。特に秋のカマスの炙りたては少し暖かい状態ですので、脂の乗りと身の旨みが味わえることができます。皮を引いた通常の刺身も、少し厚めに切ることでカマスの柔らかい身がちょうどよい歯ごたえになり炙りとは違った味わいがあります。
白身でどんな料理にも合わせやすい
カマスは白身魚で癖がないため、出汁が効いた料理にも合います。例えば、洋風の出汁(コンソメ等)と旬の野菜のスープに、三枚おろしした切り身を素揚げしたカマスを入れます。すると出汁と野菜の旨みが出たスープとカマスが良く合うんです。小さな骨は2度揚げすることで分からなくなりますので、唐揚げの際は2度揚げすることをおすすめします。
刺身通販、鮮魚通販で食べられます
今回紹介したカマスは、刺身通販・鮮魚通販のどちらでもご注文頂けます。刺身通販では、炙り、又は通常のお刺身でお入れしております。鮮魚通販では基本的に刺身用炙り柵、焼物用の下処理でお送りしております。
カマスは春も秋も水揚げ期間が短めの魚です。ご注文の際は備考欄に一言お書きいただけると、その時の水揚げ状況をお知らせいたします。